症例紹介Cases
上顎前歯部の感染根管に対して歯科用CTを用いて診断、特殊外科治療を併用して進めたケース
術前
歯を磨いていたら、口の中から血が出てきたことを訴え来院されました。口の中にイボが確認されました(黄色矢印)。
術前レントゲン写真
この歯については、他院にて何度も神経の再治療をされた経緯を伺った上で、特殊外科処置を併用した治療法を前提に、 歯科用CTを併用した精密検査を行いました。
歯科用CTによる検査
特に対処が難しい場合には、歯科用CTにて精密検査することにより、 3次元的にその状態をとらえて診断・治療計画に反映していきます。 従来では経験と勘に頼る割合が高かったですが、CT撮影を行うことにより、 より低侵襲・低リスクで精度の高い治療法を選択することが可能となりました。
術中
歯科用CTによるデータが治療に反映され、低侵襲で短時間に無駄なく精密な治療を行うことが可能です。
術後レントゲン写真
術前後のレントゲン写真を比較してみると、劇的に改善傾向が伺えます(青矢印)。 骨癒着等の副作用もみられず、正常に機能しています。
- 治療期間
- 約4ヶ月(歯の神経と、歯ぐきの手術治療のみ)
- 費用
- 約6,600円(税込)程度(保険適応)
- リスク
- 治療により、一時的に腫れたり痛みが出る場合があります。また、治療の結果治りが悪く、抜歯になる可能性もあります。
治療費、期間、リスクはあくまで参考(目安)であり、患者個々の状態により異なる場合があります。結果を保証するものではございませんので、必ず主治医と相談してください。