症例紹介Cases
上顎前歯部の初期歯周病治療、不良補綴物の改善を行ったケース
治療前の状態は、保険治療での補綴物(プラスチックの差し歯)が入っており、材料の劣化により黄色く変色、歯との接着面の適合に問題があり、汚れの付着しやすい状態で虫歯になっており、歯肉にも問題(炎症)が起きています。患者様はセラミックによる治療を希望されました。セラミックの被せ物の利点としては、プラスチックの歯と比較して汚れがつきにくい、色調表現が豊で、天然歯と比較してもわかりにくくする事でできるなどがあります。欠点は、保険治療では無いので、費用がかかる事、強い衝撃がかかると、割れるリスクがある事でしょうか。この患者様も、幸いにも治療後の状態に、満足していただけました。
治療前
セラミック治療後
- 治療期間
- 約1ヶ月
- 費用
- オールセラミッククラウン:18.7万円(税込)/本 ➡ 74.8万円(税込)(4本治療)
- リスク
- セラミックは、強度の観点から噛み合わせによっては、割れたりするリスクがあります。
人工歯(セラミックなど)の製作にあたり、支台歯(治療する自分の歯)を削ります。製作する人工歯について、歯の形(形態)、色は、可能な限り希望に沿うよう努力しますが、治療する支台歯(自分の歯)の隣の歯や、対合歯(噛み合う相手の歯)の位置などの状態により様々な制約を受けます。歯科医師、歯科技工士の診断により、治療後の人工歯の破折、脱離(はずれる)、支台歯(治療する自分の歯)自体の破折、脱離が予測される場合は、それを防ぐために歯を削れる量が制限されるため、ご希望とされる色や形(形態)にできない場合もありますので、予めご了承ください。
治療費、期間、リスクはあくまで参考(目安)であり、患者個々の状態により異なる場合があります。結果を保証するものではございませんので、必ず主治医と相談してください。