症例紹介Cases
虫歯に対して自費(保険適応外)治療を希望されて来院された患者
虫歯があるので、それに対して①保険でない材料を使って欲しい②できるだけ削りたくない③治療したところがわからないようにして欲しい④少しでも永くもつ材料を使用して欲しい④昔治療したところで、気になるところはやり治してとのことで、セラミックインレーより歯を削る量が比較的少ない、ダイレクトボンディングで審美的に治療していくこととなりました。
初診時
治療途中
ラバーダム防湿を行い、マイクロスコープにて施術中
治療後
水色矢印の歯は、虫歯になっておらず患者も治療を希望されていなかったので、このままとしています。全部で6本のダイレクトボンディングを施術していますが、ステイン(立体感を再現した材料)を再現したものと、そのまま白く施術した歯の、2通りの治療方法で対応しています。上の写真でみると、より本物感(立体感)があるのは緑矢印の歯、その次がオレンジ矢印、最後は水色矢印の保険治療のCRという順だと思います。ダイレクトボンディングの特徴としては、保険適応外のレジン(詰め物の材料)を使用する他に、歯にしっかり馴染むようにラバーダムもしくはZOOシステムという防湿法を利用して、マイクロスコープもしくは高倍率のルーペを利用しての施術を行っている点です。保険適応の治療方法と比較して、結果的に治療の精度が高くなります。
注)このケースは審美目的の治療で、使用する材料も保険適応外の材料を使用しています。
また治療部位の一部が、HOMEの動画に掲載してあります。実際の治療のイメージとしてご覧いただければと思います。
- 治療期間
- 約2ヶ月
- 費用
- ダイレクトボンディング:4.4万~6.6万円(税込)/本 ➡ 30.8万円(税込)(6本治療)
- リスク
- ダイレクトボンディングは、強度の観点から、噛み合わせによってはかけたりするリスク、またレジン成分も含んでいるため色調の変化があります。
人工歯(セラミックなど)の製作にあたり、支台歯(治療する自分の歯)を削ります。製作する人工歯について、歯の形(形態)、色は、可能な限り希望に沿うよう努力しますが、治療する支台歯(自分の歯)の隣の歯や、対合歯(噛み合う相手の歯)の位置などの状態により様々な制約を受けます。歯科医師、歯科技工士の診断により、治療後の人工歯の破折、脱離(はずれる)、支台歯(治療する自分の歯)自体の破折、脱離が予測される場合は、それを防ぐために歯を削れる量が制限されるため、ご希望とされる色や形(形態)にできない場合もありますので、予めご了承ください。
治療費、期間、リスクはあくまで参考(目安)であり、患者個々の状態により異なる場合があります。結果を保証するものではございませんので、必ず主治医と相談してください。